吉田洋子 ビューティブログ 吉田洋子 ビューティブログ

2016/06/10

オイルは紫外線を防ぐ

一般的に「オイル」と言うと日焼けを促進するものというイメージが強いように思います。
これまでどれだけの方々に
「ナッツオイルのほとんどは紫外線を防ぐのです」
とお話したかしれません。しかし誰ひとり
「そうですね」
と同意をした方はいらっしゃいませんでした。
それどころか100人が100人
「えっ、そうなんですか!」
と驚くのです。
一昨年の末あたりからハリウッド女優や日本でもファッションリーダー的なタレントが、ココナッツオイルを使った美容法をインターネット上で紹介し、一般の女性にも大流行しています。

30年以上前からオイル美容を取り入れている私は、やっとオイルが‘‘良いもの”と認知される時代がやってきたと嬉しくなりました。
いつものように流行で終わらないことを願っています。
なにせ日本の女性は流行りものが大好きです!おそらく世界一(笑)

私の‘‘良いオイル”との出会いは30数年前になります。
化粧品に全く興味もなく、化粧石鹸以外使ったこともない私が、ある日化粧品を作ることになりました。
何をどうしたらいいのかわからない私に、化粧品の作り方を1から教えて下さったケミストさんが、オイルの素晴らしさを伝えてくれました。

「人の肌には皮脂腺と汗腺があり、それぞれ自分の体内から肌の上に出して天然のクリームを作っている。」
というのがこのケミストさんの話の始まりでした。

やがて私も化粧品を開発するようになり、師匠の教えを忠実に取り入れました。
肌にはたっぷりの水分と適量の油分。
油分はクリームで補給するのではなく、成分のほとんどを暖かい地域でできるナッツオイルにしました。

私は37歳まで真っ黒に肌を焼いていました。
しかも紫外線量の多い海外で3ヶ月に一度焼いていました。
日焼けをするために海外に行っていたと言っても過言ではありません。

ニース(南フランス)で日焼けをしていたある日、もっと焼きたいと思って、自分で作った化粧品の美容オイルを体中にたっぷり塗りました。
すると驚いたことに何もつけないで焼いてた時の半分も焼けないのです!

この時からオイルに対する「なぜ?」が生まれてきました。
そして分かった事は種や実の油脂、特に熱帯地方で採れるものは抗酸化力に優れていると言うことです。
つまり塗っても食べても酸化を防ぐということです。

サラダオイルや魚油と、ナッツオイルでは抗酸化力が本当に違うのです。

パルミトオレイン酸(抗酸化に優れた)が豊富なナッツの代表はマカダミアナッツ。
マカダミアナッツ以外でもアーモンド、ピーカンナッツ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、ウォールナッツ(くるみ)、ピーナッツ、オリーブ、グレープ(シード)など、良いオイルはどんどん活用していただきたいです。

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